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2009年1月 3日 (土)

駆け落ち(こーじ)

 1月3日は、瞳の日、かけおちの日、戊辰戦争開戦の日です。
 1月3日、今日までが「三が日」といいます。明日は官庁御用始めだったりして、正月の気分もかなり薄れてきますね。
 今日の記念日は「かけおちの日」だそうです。1938年に、女優の岡田嘉子さんと杉本良吉さんが駆け落ちして、当時の樺太からソ連に亡命した事件から来ているそうです。わざわざこんな季節に駆け落ちなんて、寒そうですね。
 駆け落ちとは、無断で住所を去り、行く先をくらますことで失踪、出奔、家出などともいいます。一般には婚姻に関して相思の男女が相伴ってひそかに他所へ逃げることをいいます。演劇の用語をかりて江戸時代には道行(みちゆき)ともいいました。婚姻の成立には、当事者の合意だけでなく当該社会の承認が必要で、そのまず第一は双方の親、親族などの承認を得るのが一般です。この承認が得られないとき、当事者の意志が強固であれば種々交渉の末、駆け落ちしてその意志を全うしようとします。寝宿のある地域では婚姻は若者と宿親の自治的統制のもとにおかれることが多く、配偶者の選択も当事者の自主性が尊重されました。この場合親の反対はほとんどないのですがときとして反対することがあります。そこで行く先をくらますことがあったのですが、若者や宿親はこれに協力するのが普通でした。若者たちによっておこなわれたいわゆる〈嫁盗み〉の習俗の中には、婚姻に対して親は反対するが当事者の合意があり、娘は盗まれることを予期している場合が多く、駆落の一種とみなされるようです。事後、親の承認が得られるのが普通で再びその社会に復帰することもできました。親の反対理由には個人的理由のほかに、当該社会の一般通念に反すると考えられる場合があります。一般に日本の村では婚姻に際し家格のつりあいが重要で〈提灯につり鐘〉といわれるように、ふつりあいのため婚姻成立が困難なことがあります。また当事者が近親者であったり既婚者である場合などのようなときに、なお夫婦生活の実現のため駆落することがあります。こうした駆け落ちの結果の処置は一様ではないのですが、概して再びその社会に戻り婚姻生活を継続することは容易でなく、ことに当事者が近親者や既婚者である場合については困難だったようです。

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