一休さん(こーじ)
1月9日は、風邪の日、クイズの日・とんちの日です。
クイズの日・とんちの日は、とんちで有名な一休さん(一休宗純)から、「いっ(1)きゅう(9)」の語呂合せです。
一休の洒脱な性格とユーモラスな行状に関する伝承が近世に入ってから多くの逸話を作りあげました。その話は、実話もあるでしょうが創作もあり、他の人の奇行やとんちに関する話を一休の行跡に仮託したものが多いそうです。万人周知の多彩な一休像が世に伝えられる基本になったものは、1668年(寛文8)に刊行された編著者不明の《一休咄》4巻です。この本は刊行後たちまち評判となり、翌年に再版となりました。1700年(元禄13)には5冊本があらわれ、さらに版を重ねました。《一休咄》では、高僧としての一休禅師よりも頓智頓才の持主としての一休の〈おどけばなし〉が主体となっています。小僧時代の一休さんのとんち話は巻一の〈一休和尚いとけなき時旦那と戯れ問答の事〉に記され、有名な一休和尚の奇行譚は各巻に見えます。軽口問答や狂歌咄もあります。地蔵開眼のときに小便をかけたり、魚に引導をわたしたりする話などは、近世以降広く人々に知られました。こうして一休は問答を得意とする風狂的な禅僧としてのイメージを強くし、江戸時代における人気は絶大なものとなりました。《一休咄》以後、《一休関東咄》《二休咄》《続一休咄》《一休諸国ばなし》などが生まれ、ついに60余点にものぼる一休の逸話に関する本が出版されるに至りました。一休の人気は近代に入っても衰えず、子ども向けの絵本や童話にも採用され、現代のテレビでも一休さんのアニメーションが人気番組となりました。
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