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2008年11月 9日 (日)

閏年(こーじ)

 11月9日は、太陽暦採用記念日、119番の日、換気の日、ベルリンの壁崩壊の日です。
 「換気の日」は11(いい)9(くうき)の語呂合わせです。寒かったりするとつい部屋を閉め切ったままになりますが、換気には部屋の中の汚染物質を排出したり、色々な効果があります。これから寒くなってきますが、暖房を使うときは特に換気を忘れないようにしましょう。
 太陽暦採用記念日は、1872(明治5)年、明治政府が、それまでの太陽太陰暦(旧暦)をやめて太陽暦(新暦)を採用するという詔書を布告し、明治5年12月2日の翌日を明治6年1月1日とすることになったのが由来です。
 太陽暦は、1年の日数を1太陽年にできるだけ一致するように作られた暦です。現在、世界中で一般に用いられているグレゴリオ暦は太陽暦です。太陽年は、太陽がその軌道上を一周する時間で回帰年とも呼ばれるように、地球上の季節はこの周期で繰り返されます。したがって日常生活には太陽暦が便利です。エジプトではその歴史が始まって以来太陽暦が用いられ、ローマではユリウス・カエサルによって前46年に太陽暦が採用されました。1太陽年の値は365.2422日で、日の整数倍ではなく端数がつきます。この端数の処理が問題となります。エジプトでは端数を無視して1年を1ヵ月30日の12ヵ月と5日の余日をおいて1年を365日としていました。カエサルの制定したユリウス暦では平年を365日、4年に一度の閏(うるう)年を366日として1年の平均を365.25日としました。グレゴリオ暦ではさらに太陽年に近づけるため400年に三度閏年を省いて調節しました(だから西暦2000年は閏年だったのです)。日本では1873年(明治6)から太陽暦が採用されましたが、一部の人たちにはそれ以前にも太陽暦は知られていました。古くは戦国時代の末ころよりキリシタンの人々に利用されていましたが、江戸時代の本多利明は太陽暦の便利さを説いていますし、同じころ、中井履軒や山片蟠桃は太陽暦の見本を作っていました。1795年には太陽暦の1月1日に蘭方医大槻玄沢によってオランダ正月が祝われました。安政の初めころ、天文方渋川景佑によって日本最初の本格的太陽暦《万国普通暦》が刊行されました。

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